リアルタイム地震計である「ぶるっとS波」は、警報の動作条件任意に設定した警報震度以上が、設定した秒数だけ継続)を満たすと、外部機器を制御して警報を出すことができます。警報にはA警報、B警報があり、異なる震度の動作条件を設定することができるので、制御内容を2段階で変更することが可能です。
また、実際の揺れが収まり、解除の動作条件任意に設定した解除震度以下が、設定した秒数だけ継続)を満たすと、避難経路の案内など別のアナウンスを放送することも可能です。

放送設備の自動起動
リアルタイム震度が警報の動作条件を満たすと、アナウンスマシーン(ICレコーダー)などを経由し、放送設備を自動起動して全館放送を開始します。実際の揺れが収まったら速やかに放送を終了し、避難経路の案内など別のアナウンスに変更して放送することが可能です。

パトライトなどの回転灯及び電光掲示板などを自動起動
リアルタイム震度が警報の動作条件を満たすと、回転灯や電光掲示板を制御することができます。
A警報とB警報で、個別に回転灯の色や電光掲示板のメッセージ内容を変更することも可能です。
実際の揺れが収まり、解除の動作条件を満たしたら、電光掲示板に避難経路の案内メッセージなど、別のメッセージを表示することも可能です。

産業機械の自動停止
リアルタイムで変化する震度を瞬時に算出し、警報震度に達し、警報の動作条件を満たしたら、産業機械などの外部機器に対して制御信号を通知。
機器を制御するタイミングを逃しません。 
計測震度を外部モニターに表示・計測データをExcelファイルに出力
外部モニターオプションを利用することにより、本装置が計測した震度をリアルタイムで外部モニターに表示することができます。
また、計測した揺れの震度・時刻を1秒間に8回記録し、Excelファイル(csv形式)で出力することができます。
「外部モニターオプション」の詳細はこちら
表示形式は3通りから選択することができ、
震度により色が変わります。
Excelファイルに出力
ぶるっとS波
人工的な振動・衝撃の少ない柱などに設置
簡単設置 ⇒
インターネット型(なまず・ドラゴン・ラビット)と連動
揺れている間 揺れが収まってから 別々のアナウンスを放送
揺れている間だけの安全確報アナウンス  揺れが収まってからの避難誘導アナウンス 
地震が到達すると、揺れが始まり、徐々に激しくなり、最大の揺れとなり、その後、徐々に揺れが収まってきます。
揺れている時間は、地震の特徴や規模などにより異なりますが、3分以上揺れ続けていることもあります。
揺れている間は、身の安全を確保することが最も需要なことで、避難することではありません。
したがって、揺れている間は「身の安全を確保するアナウンス」を流し続けることが重要で、激しい揺れが継続しているのに
放送が終了したり、すでに揺れが収まっているのにまだ放送を続けたりすることは、新たなる2次災害を発生する原因となります。

その後、揺れが収まったら放送内容を変更し、緊急対応の指示や避難誘導のアナウンスを放送することができます。

揺れている間はもちろんのこと、揺れが収まった後でも、大きな揺れに対しての驚き・恐怖・不安などでなかなか正常な判断を維持
することが難しくなり、次なる行動の判断を誤ることもあります。
そのためには、揺れが収まったら、即座に安全確保のための指示・避難誘導のアナウンスを自動で放送し、次にすべき行動を指示
することで2次災害を抑えることができます。

 リアルタイム地震計「ぶるっとS波」を利用すれば、揺れている間は「安全を確保するアナウンス」を放送し、揺れが収まったら放送
 内容を変更し、「避難誘導のアナウンス」を放送することができます。
 
アナウンス例 
 揺れている間 :
  「上からの落下物に注意し、その場で身の安全を確保して下さい」
  「上からの落下物に注意し、その場で身の安全を確保して下さい」
   、、、揺れが収まるまで、繰り返し
 揺れが収まったら :
  「揺れが収まりましたが、余震に注意し、緊急対応を実施、状況に応じて避難して下さい」
  「揺れが収まりましたが、余震に注意し、緊急対応を実施、状況に応じて避難して下さい」
   、、、任意の時間まで、繰り返し
緊急脱出が必要な場所
連動
⇒
揺れが収まったら避難経路の放送
緊急地震速報 誤報の排除
ぶるっとS波で安全確保
リアルタイム地震計緊急地震速報 受信装置と連動することで、以下のようなことが可能となります。

緊急地震速報で避難準備、リアルタイム震度計で安全確保
緊急地震速報を受信した時点で、避難する準備・安全を確保する行動を開始し、ぶるっとS波が警報(注意報)を通知したら、その場で
身の安全を確保することで、緊急地震速報の猶予時間の誤差や予測震度の誤差を補うことが可能となります。

揺れが収まったら避難経路など別のアナウンスを自動で放送
カウントダウンタイプの緊急地震速報では、揺れだす時間は予測できますが、揺れが収まる時間を予測するこはできません。
したがって、カウントダウン ゼロの後の、「揺れている間及び揺れが収まってからの適切なアナウンス」の終了時間を決められずに、
まだ、激しい揺れが継続しているのに放送を終了したり、とっくに揺れが収まっているのにまだ放送を続けたりすることとなります。
リアルタイム震度計であるぶるっとS波と連動することで、実際の揺れが収まったら放送を終了したり、外部機器の制御をすることが
可能となります。

緊急地震速報の誤報を排除

緊急地震速報の発報要件として、ぶるっとS波から地震波検知を加えることで、誤報を排除することも可能となります。

直下型地震への対応
緊急地震速報
リアルタイム震度計を連動することで、直下型地震への対応も可能となります。
運用・活用例・設置
直下型地震への対応
緊急地震速報 受信装置
ぶるっとS波
制御 ⇒
緊急地震速報
本体の設置方法
リアルタイム震度計は地震の揺れを測り、警報を出すものです。地震の揺れを正確に測るためには次のことに留意してください。
1. 地震の揺れを正確にとらえるために 装置は必ず丈夫な壁などに固定して取り付けてください。
2. 固定する壁などは地震以外の不要な揺れを拾わないようにしてください。
  また人、重量物などの移動でその振動を拾わないところに設置し て ください。
3. 固定する方向にきまりはありませんが、表示の見易さや、スイッチの押しやすさなどを考慮すると、 垂直な丈夫な壁 に取り付けることを
  お勧めします。
4. 本体の起動(電源ON時)をする場合は、装置の測定準備プロセスを実行するために、揺れや振動が少ない場所で起動して下さい。
5. 電源投入直後は震度表示は“ C.R “を表示し、装置の設置方向を検出していることを示します。
  その後震度が表示され、動作状態になります。
6. 地震の揺れがなくても本体の震度表示の数値が変化しますが、これは僅かな振動をとらえたり、加速度センサーのノイズによるもので
  故障ではありません。
警報震度で緊急避難開始
緊急避難 ⇒
警報 ⇒
放送設備で一斉放送
ぶるっとS波
産業機器などを制御
回転灯・電光掲示板で警告
警報震度で外部機器を制御
任意に設定した警報震度で、緊急避難を開始!
クリーンルームなど密閉性の高い部屋、危険な環境で作業をする職員が緊急避難をする場合、その避難開始の判断基準として
リアルタイムによる震度がとても重要な要素となります。
作業員の感覚ではなく、リアルタイムによる実際の揺れ震度で避難開始を行うことが、減災の重要な要素となります。
緊急避難の判断基準に、震度情報の正確性・表示スピードに問題がある通常の地震計を利用すると、緊急避難のタイミングを逃し
早すぎる避難、遅すぎる避難、避難震度の誤差により多くの損害が発生します。
リアルタイム地震計 ぶるっとS波を活用し、A警報震度で避難準備、B警報震度で避難開始を行うことが可能となります。
ぶるっとS波
ビーバーセンサー<赤外線マルチセンサー>
メールでまもーる<メール配信ユニット>
パワーなまず<防災マルチ電源>
ブラックなまず<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
スーパーなまずグー<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
ぶるっとS波<リアルタイム震度計>
デジタルもぐら3022・3311・3021EWS<電波型/緊急地震速報受信装置>
スーパーラビット<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
スーパードラゴン<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
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タイガーコール<サイネージ・PCへの警報割込表示ユニット>