デジタルもぐら 3311 導入について

設置環境

水平な場所に設置

耐震マットを利用し、できるだけ水平な面にデジタルもぐら本体を設置してください。



※ 機器の上に物を置かないでください。
※ 放熱スペースを確保してください。(発熱する装置の近くに設置しないでください)
※ 風通しの良い空間に置いてください。

19インチ放送ラックに収納

オプションのラックマウントを利用することで、デジタルもぐら本体を放送設備などの19インチ放送ラックに収納することが可能。本体をラックに収納することで、耐震性が高まり、メンテナンスも容易になります。

ラックマウント 1台用



ラックマウント 2台用





接続通信環境

FM電波が受信できる環境でご利用いただけます。

アンテナ接続

受信感度が良好な場合でも、必ず本装置にアンテナを接続してください。設置状況及び受信感度に応じて最適な接続方法で本装置を運用してください。
電波が弱い場合にはブースターなどを接続することで、受信感度が高まることもあります。
アンテナケーブルを本装置のF型コネクターに接続するときに、強く締め付けると破損する場合があるのでご注意ください。

1.付属の室内アンテナセットを利用する
アンテナ延長ケーブル(5m)で、受信感度が良好な場所に室内ロッドアンテナを設置しますが、ロッドアンテナは微妙な角度で受信感度が大きく変化します。
ラジオ放送が明瞭に聞こえ、雑音がないようにロッドアンテナの設置位置・角度を調整してください。
また、ラジオ放送が安定して受信できるように、アンテナの取付位置を床面より2m以上の高い場所に設置してください。


  

※ケーブルの長さが不足する場合は、必要に応じて同軸ケーブルをご用意ください。
※市販の室内用FMアンテナも利用できますが、人が移動したときなどに受信感度が変化する場合があるので、アンテナの
 取付位置を床面より2m以上高い場所に設置してください。





※受信感度が良好な場合であっても、 本体に直接室内ロッドアンテナを取り付け
ないでください。ロッドアンテナが動きやすく、受信感度が不安定になります。







2.ケーブルテレビを利用
ケーブルテレビがFM放送を実施していれば、分配器を利用しラジオ放送を受信することができます。
各ケーブルテレビ局にお問合せください。
ケーブルテレビによるFM放送は、受信感度が安定しているので安心してご利用いただけます。




3.外部アンテナを利用
室内で十分な受信感度が得られない場合には、屋外にFMアンテナを設置してください。
ただし、本装置には避雷器は搭載されていないので、保安器などを設置し避雷対策をしてください。
アナログテレビのVHFアンテナが設置されていれば、分配器を利用しFM電波を受信することができますが、地上波デジタルのテレビアンテナは周波数が違うので使用できません。
電波が弱い場合にはブースターなどを接続することで、受信感度が高まることもあります。






受信する放送局の選択

本装置を設置する場所と同じ都道府県内にあるFM放送局を受信してください。
ただし、設置場所と異なる放送局であっても、受信感度が良い放送局で運用することをお勧めします。
放送局によって緊急地震速報・EWS(避難指示/津波警報)の実施状況、放送震度基準、放送内容などが異なるので、ご利用形態に応じて放送局を決めてください。

NHK FM放送局の特徴
実施状況:全都道府県のNHK放送局で、緊急地震速報・EWS(避難指示/津波警報)を実施。
緊急地震速報の放送震度基準:「予測震度5弱以上、あるいは長周期地震動階級3以上」を予想した地震で、「予測震度4以上、あるいは長周期地震動階級3以上」を予想した地域がある場合に放送。
緊急地震速報の放送内容:特定の地域に対して発表された緊急地震速報でも、全都道府県のNHK放送局で速報として放送。
 (例:北海道に対して発表された緊急地震速報は、東京のNHKでも放送される。)
EWS(避難指示/津波警報)の放送内容:特定の地域に対して発表されたEWS(避難指示/津波警報)でも、全都道府県のNHK放送局で速報として放送。
 (例:北海道に対して発表されEWS(避難指示/津波警報)は、東京のNHKでも放送される。)
※NHKは放送局の中でもインフラが強固であるため、比較的災害時に強い放送局といえます。

民放FM放送局の特徴
実施状況:放送局により実施状況が異なります。(基準は2種類あります)
緊急地震速報の放送震度基準:放送局により放送震度基準が異なります。
1.「予測震度5弱以上、あるいは長周期地震動階級3以上」を予想した地震で、
  放送エリア内に「予測震度4以上、あるいは長周期地震動階級3以上」を予想した地域がある場合に放送。
2.「予測震度5強以上、あるいは長周期地震動階級3以上」を予想した地震で、
  放送エリア内に「予測震度4以上、あるいは長周期地震動階級3以上」を予想した地域がある場合に放送。
緊急地震速報の放送内容:放送局の放送エリア内で発表された緊急地震速報だけを放送。
 (例:北海道の放送エリアに対して発表された緊急地震速報は、東京の民放では放送されません。)
EWS(避難指示/津波警報)の放送内容:放送局の放送エリア内で発表されたEWS(避難指示/津波警報)だけを放送。
※民放は放送局によって緊急地震速報・EWS(避難指示/津波警報)の実施状況、放送震度基準、放送内容が異なるので各放送局にお問合せください。
ラジオ局 周波数及び緊急地震速報 対応状況参考資料

放送局の選択例
全都道府県で個別に発表される緊急地震速報を全て受信したい ⇒ NHK FM放送局
全都道府県で個別に発表されるEWS(避難指示/津波警報)を全て受信したい ⇒ NHK FM放送局
民放の放送エリア内で発表される緊急地震速報を受信したい ⇒ 民放 FM放送局
民放の放送エリア内で発表されるEWS(避難指示/津波警報)だけを受信したい ⇒ 民放 FM放送局
※民放はEWS(避難指示/津波警報)を実施している放送局が少ないので、各放送局にお問合せください。
※FM補完放送であるワイドFM(AMラジオの番組をFM放送で聞く)で、EWS(避難指示/津波警報)を受信できる場合があるので、各放送局にお問合せください。



EWS(緊急警報放送)とは

EWS(緊急警報放送)とは、人命や財産に重大な影響が予想される場合に、待機状態のテレビやラジオの受信装置を自動起動するための放送で、1985年9月より運用されています。
EWS(緊急警報放送)の信号には第1種開始信号、第2種開始信号、終了信号があります。
第1種開始信号は「自治体からの避難指示」が発令されたとき放送されます。
第2種開始信号は「津波警報」が発令されたとき放送されます。
終了信号はEWS(緊急警報放送)の第1種及び第2種を解除するとき放送されます。
NHK FMでは全国の放送局でEWS(緊急警報放送)を放送していますが、民放FM放送局では放送局によって実施状況が異なるので、各放送局にご確認ください。
また、NHK FMでは1月は4日(午前11 時59 分から)、2月〜12月は毎月1日(午前11 時59分から)定期的にEWS(緊急警報放送)の試験放送を行っています。
一部の民放FM放送局でも試験放送を行っていますが、詳細は各放送局にご確認ください。
EWS(緊急警報放送)の試験放送では終了信号だけが放送されます。
略称
緊急警報放送 ( EWS : Emergency Warning System )
緊急地震速報( EEW : Earthquake Early Warning )




デジタルもぐら 3311 運用・活用例

放送設備や回転灯・電光掲示板などの外部機器を制御

「デジタルもぐら」が緊急地震速報を受信すると、館内一斉放送はもちろんのこと、パトライトの点灯、電光表示板への警報表示など、様々な機器を制御することができます。放送機器に合わせたボリューム調整も可能です。



既存のチャイム装置などと連動

チャイムなどの音声は通常通り、デジタルもぐらの音声は最優先で放送
デジタルもぐら本体にチャイムなどの入力端子があるので、チャイムなどの音声は従来通り放送されます。
緊急地震速報が発報されると、音声を切り替えて「デジタルもぐら」の警報音声を優先で流します。





インターネットタイプの受信装置と併用

インターネット回線が不通になっても、FMラジオから緊急地震速報を受信
「なまず」「ドラゴン」「ラビット」との併用で、さらなる安心感をプラス!
通常はインターネットタイプの受信装置が緊急地震速報を受信しますが、大規模災害によるインターネット回線の障害時には、自動で「デジタルもぐら」がFM電波経由で緊急地震速報を受信して、警報をお知らせすることができます。
さらなる安全・安心を追及した究極の地震防災システムです。
音声の優先順位: 1.デジタルなまず 2.デジタルもぐら 3.チャイムなどの外部音声



インターネットタイプ受信機  BLACKなまず   スーパーなまずグー   スーパーラビット


リアルタイム震度計 ぶるっとS波 と連動

揺れている間、揺れが収まってから 別々のアナウンスを放送(オプション)
地震が到達すると、揺れが始まり、徐々に激しくなり、最大の揺れとなり、その後、徐々に揺れが収まってきます。
揺れている時間は地震の特徴や規模などにより異なりますが、3分以上揺れ続けることもあります。

揺れている間は、身の安全を確保することが最も需要なことで、避難することではありません。
しかしながら、災害時には大きな揺れに対しての驚き・恐怖・不安などで、なかなか正常な判断を維持することは難しく、行動の判断を誤ることがあります。

混乱による2次災害を防ぐためには、揺れている間は『身の安全を確保するアナウンス』を流し続け、揺れが収まったら次にするべきことを指示する『緊急対応の指示や避難誘導のアナウンス』を放送することが重要です。
リアルタイム震度計 ぶるっとS波を利用すれば、揺れている間は「身の安全を確保するアナウンス」を流し続け、 揺れが収まったら放送内容を変更し「緊急対応の指示や避難誘導のアナウンス」を流すことができます。
リアルタイム震度計 ぶるっとS波

リアルタイム震度計 ぶるっとS波 運用例





地震発生時、最初に「デジタルもぐら」が緊急地震速報の警報アナウンスを放送します。
その後、「リアルタイム震度計 ぶるっとS波」が地震波を観測し、揺れ始めたら「身の安全を確保するアナウンス」を行い、揺れが収まったら「避難誘導などのアナウンス」を放送します。

アナウンス例
1.緊急地震速報を受信 (デジタルもぐら)
 「緊急地震速報  強い揺れに警戒してください」
 「緊急地震速報  強い揺れに警戒してください」
 ・・・・・繰り返す

2.揺れ始めたら (ぶるっとS波)
 「上からの落下物に注意し、揺れが収まるまで、身の安全を確保してください」
 「上からの落下物に注意し、揺れが収まるまで、身の安全を確保してください」
  ・・・・・揺れが収まるまで、繰り返す

3.揺れが収まったら (ぶるっとS波)
 「揺れが収まりました  余震に注意し、状況に応じて緊急対応、避難を開始してください」
 「揺れが収まりました  余震に注意し、状況に応じて緊急対応、避難を開始してください」
  ・・・・・任意の時間まで、繰り返す



タイガーCALLと連動 サイネージ・PCへ警報割込み(オプション)

タイガーCALLを利用すれば、デジタルサイネージやクライアントPCへ警報情報を割込表示することができます。
「BLACKなまず」「スーパーなまず グー」「スーパードラゴン」「デジタルもぐら」「直下ドラゴン」など、津波警報を出力することができる受信端末であれば、緊急地震速報だけでなく、津波警報もポップアップで警告表示することができます。また、 警報情報をトリガーにして各種システムの起動も可能です。



タイガーCALL



無線やネットワークを利用した運用・活用例

既存LANを利用して各建物に警報音声を配信

既存のネットワーク(LAN)を利用して、離れた建物や場所にデジタルもぐらの警報音声を送信します。
LAN音声送受信装置を利用すれば、接点信号の送信し、離れた建物の放送設備を起動し一斉放送をすることができます。
音声をネットワークで送信するので、受信に多少の遅延を伴います。





既存LANを利用して各建物に接点を送信し機器を制御

既存のネットワーク(LAN)を利用して、離れた建物や場所にデジタルもぐらの接点信号を送信します。
音声再生装置を利用し警報音声を一斉放送したり、パトライトなどを制御します。





無線送信ユニットを利用して各建物に警報音声を配信

無線を利用して、離れた場所や建物にデジタルもぐらの緊急地震速報を配信します。送信機の設置場所から半径1km程度の送信が可能です。
無線を利用するので、天候やノイズなどの影響により受信できない可能性もありますが、既設LANを利用して音声配信するよりは、高速に配信することができます。



無線やネットワークを利用した運用・活用例 DL

気象庁 緊急地震速報 受信機 デジタルもぐら
気象庁 緊急地震速報 保守無料 利用料無料
気象庁 緊急地震速報 受信装置
デジタルもぐら 3311 緊急地震速報 受信機
Jコーポレーション 地震速報 緊急地震速報
「デジタルもぐら」は 株式会社 J コーポレーションの登録商標です
緊急地震速報

デジタルもぐら 3311 防災訓練・試験放送

「デジタルもぐら」を利用して、防災訓練及び試験放送をすることができます。
地震の揺れが到着するまでのわずかな時間を有効に活用し、少しでも災害を減らすためには、デジタルもぐらを利用して継続的な防災訓練を実施することが重要です。
また、試験放送をすることで、デジタルもぐらと放送設備との連動確認や、その他外部機器(自動ドア・エレベーター)などとの連動確認を行うことができます。

防災訓練・試験放送を実施する場合には、以下(1)〜(4)の中から適切な方法で実施してください。
いずれの場合も、放送設備などの外部接続機器が起動しますのでご注意ください。

(1)緊急地震速報の防災訓練及び試験放送    サンプル音声
緊急地震速報の訓練音声を利用し、防災訓練及び試験放送を行います。

(2)EWS(緊急警報放送)の防災訓練及び試験放送    サンプル音声
EWS(緊急警報放送)の訓練音声を利用し、防災訓練及び試験放送を行います。

(3)メロディ音声による試験放送   サンプルメロディ音声
メロディ音声を利用し放送設備などの外部機器の動作を確認することができます。

(4)ラジオ音声による試験放送
ラジオ音声を利用し放送設備などの外部機器の動作を確認することができます。


気象庁の訓練報について
気象庁は毎年「津波防災の日」の前後に緊急地震速報の訓練報の配信を行っていますが、本装置はFM電波の受信装置なので訓練報の対象外となっています。詳細は弊社までお問合せください。

緊急地震速報及びEWS(緊急警報放送)の防災訓練・試験放送の発報音声
デジタルもぐら3311 訓練放送・試験放送 手順DL


気象庁の訓練報について
気象庁は毎年「津波防災の日」前後に緊急地震速報の訓練報の配信を行っていますが、本装置はFM電波タイプの受信装置なので訓練報の対象外となっています。詳細は弊社までお問合せください。



放送局が実施するEWS(緊急警報放送)の試験放送

放送局が実施しているEWS(緊急警報放送)の試験放送を受信すると、警報放送LED(緑)が約3日間点滅しデジタルもぐらが正常に動作していることを確認することができます。
NHK FM放送局では1月は4日(午前11時59分から)、2月〜12月は毎月1日(午前1 時59分から)、定期的にEWS(緊急警報放送)の試験放送を行っています。
一部の民放FM 放送局でも試験放送を行っていますが、詳細は各放送局にご確認ください。
※EWS(避難指示)またはEWS(津波警報) の警報動作がON に設定されている場合に、試験放送を確認することができます。
※試験放送を受信するために、デジタルもぐらの周波数を変更した場合には、必ず元の周波数に戻すようにご注意ください。
NHK EWS試験放送のサンプル音声
ビーバーセンサー<赤外線マルチセンサー>
メールでまもーる<メール配信ユニット>
パワーなまず<防災マルチ電源>

導入/運用/訓練

ブラックなまず<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
スーパーなまずグー<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
ぶるっとS波<リアルタイム震度計>
デジタルもぐら3022・3311・3021EWS<電波型/緊急地震速報受信装置>
スーパーラビット<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
スーパードラゴン<インターネット型/緊急地震速報受信装置>
JコーポレーションTOPページへ
タイガーコール<サイネージ・PCへの警報割込表示ユニット>
よくある質問
Q&A デジタルもぐら
3311
もぐら
緊急地震速報
3311 紹介動画